稲刈り体験
「いただきます」「ごちそうさま」という言葉は、日本古来の文化そのものです。何故なら英語には「いただきます」「ごちそうさま」がないからです。
この「いただきます」「ごちそうさま」という言葉には、料理を作ってくれた人に感謝し、食材をつくってくれた農家さんや自然の恵みに感謝するという意味があるといいます。これは仏教的な意味ではなく、人・自然に対しての"感謝の意"であると言われています。
以前とあるラジオ番組で、小学校に通うお子さんの両親が学校の先生に対して、「うちの子には、給食の時に『いただきます』を言わせないで」とおっしゃったそうです。理由としては「給食費を払って食べているのだから、言わなくて良い。むしろ学校からお礼があるべきだ」という番組投稿があり「外食に『いただきます』は必要か」と話題になったことがありました。
私たちは『いただきます』『ごちそうさま』という言葉は、理由がわからなくともそれが当たり前でした。それをあえて"拒む"ということに、なんだか悲しみを感じました。なんだか『私はひとりで生きていくわ!』ともとれる言葉に、怖さを感じました。
食の安心・安全が叫ばれ、食料自給率が30%台になり、農家は高齢化し、20数年で日本国内から農家が統計上ゼロになります。次世代の大人たちに、国産の野菜やお米を食べさせることが出来ないのが現実なのです。ただ単に、"生産"するだけの生産者、"消費"するだけの消費者の結果が、このような事態を招いてしまった要因なのかもしれません。
これまでの生産者・流通業者・小売業者・消費者という遠かった距離を近づけ、生産者と消費者が直接交流することで、生産者には「消費者のために美味しい野菜やお米を作ってあげよう!」という主体的なやりがいを持つことが必要です。そして消費者の皆さんには、この農作業体験によって、農業の難しさや自然の恩恵を感じ取ってもらえたらと思っています。その体験・思い・交流が、生産者と消費者の信頼を構築し、みんなどこかで『つながっている』と感じるのではないかと思っています。
難しいことを書きましたが、このイベントは農業体験という食への体験を通じて、いつも何の意識もなく"消費する食生活"から、「ねぇ~この野菜は何?」なんて家族で会話ができるようになってもらいたいと思っています。
きっとその時は、料理を作ってくれたお母さんに対して、野菜やお米を作ってくれた農家さんに対して、お魚や野菜を育ててくれる自然に対して、「いただきます」「ごちそうさま」をいえるのではないかと考えています。
田植え体験では、400名を超えるご参加を頂きまして、誠にありがとうございました。
さて、2009年度の千葉九十九里・横芝光町で開催される『農業体験』スケジュールは、以下を予定しております。
開催日によって、食事内容や体験料金が異なります。体験プログラムの詳細については、8月末を目安に、追ってご案内致します。
今しばらくお待ちください。なお、お問い合わせよりご連絡頂いた方には、詳細が決まり次第Eメールにてお知らせ申し上げます。
また、12名様を超えるグループ・団体様でのご参加をご希望される場合は、昼食会場やお風呂(南国風スパ)のご利用人数に限りがございますので、お早めにご連絡頂ければ幸いです。